メモリー 平成二十四年一月場所 十三日目

東幕下15  佐久間山  ●  上手投げ  〇  西幕下3  千昇


千昇  5勝2敗 


私自身の私的なことだが、当日は人生のひとつの節目に来ていた一日だった。
そして、その当日、千昇の関取の椅子が懸かる日に合致した。
出かける時間が迫ってきたが、もう少しだけと千昇の相撲をテレビの生放送で見ることができた。


今まで、”ここぞ”という勝負のときに硬くなる千昇だが、そんな素振りはなかった。
今まで積み上げてきた強い気持ちと闘志を内に秘めた表情で土俵下に座っていた。


正直、当日の彼の勝利が、私に勇気を与えてくれた。
そして、千昇は長年の夢だった関取の椅子を自らの力で奪取した日となった。



女将さんのことば通り、”完勝”
本当におめでとう!